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結核Q&A


Q1 結核って現在も流行ってるの?

A1 
結核は過去の病気ではありません。現在も年間約2万人の患者が新たに発生し、2千人以上が死亡している日本で最大の「感染症」の1つです。
呉市では、平成26年に新しい患者53人の発生を含め、104人の結核患者の登録があります。
結核は、結核患者さんからの咳やくしゃみなどでうつる“空気感染”です。
万が一、結核に感染して早期発見し、薬をきちんと飲んで治療すれば治る病気です。

Q2 結核はどのようにして感染するの?

A2
結核菌によって人から人へ感染する病気です。結核菌を含んだ咳やくしゃみのしぶきを直接吸い込んでも必ず感染するわけではありません。肺までいく途中で鼻や喉、気管支の粘膜に菌が引っかかると,増殖する前に外に運び出されるために感染しません。この菌が肺の細胞に定着し、増殖し始めると感染になります。
 電子顕微鏡で見た結核菌の図

Q3 結核に感染すると、すぐに発病するの?

A3
結核菌が肺の中で増殖を始め(感染)ても、それが発病につながるとは限りません。
免疫の働きによって、結核菌の増殖が抑えられてしまいます。感染しても発病するのは10人に1~2人ぐらいです。
結核発病のシステム

Q4 どのような人が結核になりやすいの?

A4
発病する人の多くは60歳以上の高齢者です。若い頃、結核が流行していた世代の人は、結核菌が肺の中で眠っており、体力・抵抗力が低下した時に発病します。特に高齢の方は、症状が出ない場合もありますので、体調が悪いと思ったら早めに受診しましょう。また、次の人は発病しやすいので、こまめに健診を受けましょう。

 ・糖尿病の人 
 ・胃切除をした人 
 ・副腎皮質ホルモン剤の治療を受けている人 
 ・最近、感染を受けた人
 ・人工透析を受けている人 
 ・悪性腫瘍がある人

Q5 結核になるとどのような症状が出るの?

A5
肺結核の初期症状は風邪とよく似ています。咳、たん、血たん、胸痛、発熱、だるさなどで、咳やたんが2週間以上続くようなら、受診しましょう。早期発見は本人の重症化を防ぐだけでなく、大切な家族や職場等への感染の拡大を防ぐためにも重要です。

Q6 結核の検査にはどのようなものがあるの?

A6
結核に発病したかどうかは、胸部レントゲン検査やたんなどの菌検査により判定します。また、感染したかどうかの検査にはツベルクリン反応検査・QFT(血液)検査があります。

 Q7 結核の発病を防ぐにはどのような方法があるの?

A7
結核菌に感染しても発病しないように、結核菌を抑え込む方法が2つあります。  

BCG接種

特に小さな子どもが重い結核になることを防ぐのに効果がある予防接種です。生後6か月になる前までに受けましょう。

予防内服

結核の患者と接触し、接触者健康診断の結果、結核の感染が強く疑われる場合は、予防内服を行うことがあります。発病を防ぐために抗結核薬を通常6か月服用する方法です。決められた期間、しっかり服用することによって、発症の危険を50~90%程度下げることができます。

Q8 結核と診断されたら?

A8
結核と診断されると治療が開始されます。昔は結核の治療は長い年月が必要と考えられていましたが、今は有効な抗結核薬によって比較的短期間で効果的な治療が可能となりました。しかし、不規則な服用を続けると治るまでに何年もかかったり,薬が効かない重症の結核になったりします。決められた期間きちんと飲むようにしましょう。

Q9 結核の治療はどのくらい時間かかるの?

A9
以前は、結核の治療は2~3年かかっていました。しかし、今は良い薬ができたので治療期間は通常6~9か月間と短くなりました。この間、副作用に注意してきちんと飲み続けることが大切です。治療は結核公費負担制度が利用できる場合があります。

 Q10 治療費の公費負担制度はあるの?

A10
結核の治療を受ける方には、医療費の一部、または、全額を公費で負担する「結核医療費公費負担制度」があり、日本国籍をもたない外国人でも公費負担を受けることができます。

一般患者に対する医療

指定医療機関で医療を受けられるために必要な費用について、その95%を医療保険と公費で負担します。

入院患者に対する医療

同居者などに結核を感染させる恐れがある場合には、入院による治療を受ける必要があります。その場合は、医療費の全額を医療保険と公費で負担します。

Q11 日常生活で気をつけることはあるの?

A11
普段から健康的な生活を送り、免疫力を高めることが発病予防になります。また、健康診断や結核検診は早期発見に役立ちますので受けるようにしましょう。そして、症状があれば早めに受診し、病気と診断されたら軽症のうちに治療をしましょう。 

Q12 結核検診はどこでやってるの?

A12
65歳以上で検診を受ける機会のない方を対象に、保健所で無料で胸部レントゲン検査を実施しています。予約はいりませんので、気軽にお受けください。

西保健センター  

毎月第1月曜日
午後1時~3時(祝日の場合は第2月曜日)

東保健センター

毎月第4火曜日
午後1時~3時

Q13 結核についての相談はどこでするの?

A13
結核に関する相談は保健所でお受けしています。
医療機関で結核と診断された場合は、保健師が訪問し、病気や治療について患者さんや家族の方のご相談を受け、病気についての不安を取り除き、必要な知識を得て適切な行動が取れるように、相談や助言を行っています。結核が発生した場合は、家族や身近な人の検診を保健所で無料で行っています。

1 BCG接種は生後1歳になる前に受けましょう。

2 風邪に似た症状が2週間以上続くようなら、医療機関に受診しましょう。

3 年に1回は胸部レントゲン検査を受けましょう。保健所では無料で結核検診を行っています。

保健所では結核についての相談、検診を行っています。